国民病と呼ばれるアレルギーについて
中央検査室
我が国では、おおよそ二人に一人がなんらかのアレルギー疾患に罹患しているとも言われています。アレルギー疾患には、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、花粉症、食物アレルギーなど多数があります。
今年も例年と同様に、九州地方では2月上旬ごろからスギ花粉の飛散が始まり、花粉症の症状が出やすい方は早めの受診や生活環境の調整を心がけましょう。

アレルギー疾患の特徴と影響
アレルギー疾患をお持ちの方は、発症、増悪、軽快、寛解、再燃を不定期に繰り返すことがあります。
症状の悪化や治療のための通院・入院により、休園、休学、休職などを余儀なくされる場合もあります。また、学校や職場で適切な理解や支援が得られず、長期にわたりQOL(※1)を著しく損なうこともあります。さらに、アレルギー疾患の中には、アナフィラキシーショックなど致命的な経過をたどる例もあります。
アレルギー疾患はその有病率の高さから「国民病」とも言われており、厚生労働省はアレルギー対策基本法(2014年)に基づき、「アレルギー疾患対策の推進に対する基本的な指針」を策定するなど、国を挙げて対策に取り組んでいます。
※1:QOL(Quality of Life)とは、心身の健康状態だけでなく、日常生活の過ごしやすさや満足度などを含む、生活の質を 総合的に捉える言葉です。
アレルギー検査について
当院の検査では、アレルゲン(原因物質)を調べるために採血によるアレルギー検査を行っています。
血液検査では、アレルギーの原因となる物質に体がどのように反応しているかを調べることができ、症状の原因を知る手がかりになります。
採取した検体は外部委託業者で分析するため、結果の報告まで約一週間を要します。検査では、花粉・ダニ・食物など、さまざまなアレルゲンを調べることができます。対象となる項目は下記のとおりです。

アレルギーが疑われる方は、受診時の参考にしてください。
この記事は2026年3月現在のものです。






























