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冬の食中毒

寒い冬場は食中毒になりにくいと思っていませんか?

食中毒の原因の約半数はノロウイルスによるものですが、ノロウイルスによる食中毒の7割ほどが11~2月に起こっています。主な症状として、食後1~2日でおう吐や激しい下痢、腹痛などを起こします。幼児や抵抗力が落ちている人では症状が重くなることがあります。

ノロウイルスによる食中毒はウイルスの蓄積したカキやアサリ、シジミやホタテなどの二枚貝から感染することがあります。また、ノロウイルスに感染した人が調理した食品や、感染した人の便や吐物がついた「トイレ」、そのトイレを使った人が触った「ドアノブ」、そのドアノブを握った人が触った「壁」・・・と感染は広がっていきます。そうすると、自分では気付くことは難しいです。ではどうやって防げばいいのでしょう。

ノロウイルスを防ぐには

手を洗いましょう!

帰宅時、食事の前、調理する前には指や爪の間まで石けんでしっかりと洗いましょう。生の二枚貝を触った後や、トイレの後には必ず石けんで手を洗いましょう。また、感染者とのタオルの共用はさけましょう。


食品はしっかり加熱しましょう!

生食用以外の二枚貝を食べるときは、中心温度85℃以上で90秒以上加熱しましょう。生で食べるときは「生食用」と表示してあるものを買いましょう。体調が悪いときは二枚貝を食べるのは避けましょう。


調理器具等の消毒をしましょう!

まな板、包丁、食器、ふきんなどは使用後すぐに洗浄しましょう。洗浄後に85℃で1分以上煮沸消毒をするか、「次亜塩素ナトリウム」に浸すように拭いて消毒すると有効です。(家庭用の次亜塩素ナトリウムを含
む塩素系漂白剤でも代用できます)

ノロウイルスによる食中毒かな?と思ったら

  • 下痢やおう吐などの症状が少し落ち着いた時に 少量ずつ数回に分けて水分補給を行なってください。
  • 症状が続くようならお医者さんに診てもらいましょう。


参照:農林水産省ホームページ http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/norovirus.html

この記事は2017年1月現在のものです。

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