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外来担当医表

免疫力をアップするための運動

リハビリテーション室


はじめに

免疫系※1は生体防御を担い身体運動によって影響を受け、運動の種類や強度、持続時間、実施頻度や期間が重要と見られています。また、体温、血液量、水分摂取、栄養、加齢などの因子や、情動などの心理的因子も免疫系に関与しているといわれています。

免疫力をアップさせるためには、運動を継続して行ない血液の循環や水分摂取量の増加、加齢による不活動の防止、運動達成に伴う多幸感などが得られる機会を増やしていくことが良いのではないかと考えられています。ただし、注意していただくのは、身体的疲労や精神的疲労を伴うような過剰な運動は逆効果になる可能
性もあるため、一日の生活の中で無理がなく続けられる運動を長く続けていくことが、結果的に免疫力をアッ
プさせることに繋がるのではないかと思われます。



※1 免疫系(めんえきけい、英語: immune system)とは、病原体や毒素、外来の異物、自己の体内に生じた不要成分を非自己と識別して排除しようとする生体防御機構の一つ。

具体的な運動

筋力増強運動

ダンベル運動、スクワットなど


有酸素運動

ウォーキング、水泳など


バランス運動

片足立ち、四つばいバランスなど




こういった運動の効果は免疫力アップのみならず健康促進や運動達成時の多幸感にも繋がり、それがまた免疫力をアップすることにも寄与していきます。このように良いサイクルを作り出し免疫力アップと健康な身体が構築されQOL(生活の質)の高い人生に繋がっていくのではないかと思います。



この記事は2020年8月現在のものです。


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