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冬場の脳卒中・心筋梗塞を予防~早朝高血圧に注意~

循環器内科

寒い冬は日本人の3大死因の一つ「脳卒中」や「心筋梗塞」が増加するのをご存知ですか?
脳卒中や心筋梗塞は、血管に障害が起きて脳や心臓の組織が死んでしまう病気です。脳卒中には「血管がつまる=脳梗塞」と「血管がやぶれる=脳出血」の2つのタイプがあります。これらは主に「動脈硬化」が原因ですが、寒さで血管が収縮し高血圧になりやすいこの時期、特に『血圧の変動』が発症に深く関与していると言われています。また、(1)飲酒の機会が増加、(2)鍋など塩分の多い食材を摂取、(3)睡眠時間の短縮、(4)屋外での運動が少なくなる、などでますます血圧は上昇します。
これらの予防・対策には、まず自分の早朝血圧を知ることが重要です。

1.冬の早朝高血圧を家庭血圧測定で発見!

1週間のうち4回ほど朝の血圧が140以上だと早朝高血圧の可能性があります。早朝高血圧は心血管トラブルのハイリスクです。近くの医院を受診するか、かかりつけ医に相談しましょう。もし治療中なら、服薬時間を夕食後や眠前に変更するなど、長時間作用型の降圧剤の追加を相談してみてください。

2.寒さを避ける!

風呂場や脱衣場、トイレを予め温めて家でも靴下やスリッパを履く、もう一枚着る、深呼吸をする、など心
がけましょう。また、冬は早朝に散歩せず、朝食後の暖かい時間にするようお願いします。


脳卒中を起こさないためにも朝の血圧をしっかり下げましょう

 



この記事は2018年1月現在のものです。

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