マイナ保険証を利用しよう!
健康保険証の利用登録をしたマイナンバーカード
国の制度改正により、2024年12月2日で健康保険証の新規発行が終了し、マイナンバーカードの健康保険証利用(マイナ保険証)を基本とする仕組へ移行しています。
ただし、移行後もお手元の健康保険証は有効期限の間、最長1年間使用でき、マイナ保険証をお持ちでなくても交付された「資格確認書」を利用して医療機関を受診することができます。
厚生労働省によると、2024年10月末時点で、マイナンバーカードを保有しているのは9,449万人(全人口の75・7%)。 このうち、82%にあたる7,747万人がマイナ保険証に登録しており2024年
10月のマイナ保険証の利用率は15・67%とのことです。
当院の利用率(2024年)は以下の通りとなっており、徐々に利用が増えていることが分かります。
マイナ保険証を使うメリット
(1)データに基づく、より適切な医療が受けられます。
情報提供に同意することで、他の医療機関での診療情報や薬剤情報、特定健診情報を当院の医師が閲覧することができ、より多くの情報に基づいた診療を受けることが可能となります。
(2)突然の手術・入院でも限度額認定証の手続きが不要となります。
今までは、患者さんご自身で加入されている健康保険に「限度額適用認定証」の発行を申請し、準備していただく必要がありました。
しかし、患者さんが高額医療費制度の活用を希望され、顔認証付きカードリーダーにて同意いただける場合は、「オンライン資格確認等システム」から自己負担適応区分の情報が取得できますので、事前の手続きが不要となります。
(3)医療費控除の確定申告が簡単になります。
マイナポータルからe| Tax に連携することで、確定申告時の医療費控除申請が簡単になります。
医療費の領収証を管理・保管しなくてもマイナポータルで医療費通知情報の管理が可能となり、マイナポータルとe| Taxを連携することでデータを自動入力できます。
マイナンバーカードの 安全性について
マイナンバーカードには、プライバシー性の高い個人情報は記録されないほか、偽造防止などにも対応した万全なセキュリティ対策が施されています。
詳しくは、厚生労働省のHP の”安全な制度運用に向けて“をご覧ください。
受付時のお願い
当院受診の際は、診察券のほか、マイナ保険証、健康保険証または資格確認書のいずれかをお持ちください。
また、公費医療証をお持ちの方はそちらの提示もお願いいたします。
◆マイナ保険証での受付方法 (健康保険証の利用登録がお済みの方)
総合受付にある顔認証付きカードリーダーを使います。画面の指示に従って受付をしてください。
❶ マイナ保険証のカバーを外して読み取り口に置いてください。
❷ 認証方法を選択し、本人確認をします。
❸ 案内に沿って、情報提供の同意可否を選択します。
❹ 受付完了です。マイナ保険証を忘れずにカードリーダーから取り出してください。
◆健康保険証の利用登録が お済みでない方について
利用登録がお済みでなくても、設置しているカードリーダーで簡単に保険証の利用登録ができます。
手順は次の通りです。
❶ 「マイナンバーカードを保険証として利用するための登録が必要です」と表示されますので、「継続する」を選択してください。
❷ マイナポータルの利用規約を確認し、問題なければ「同意して進む」を選択してください。
❸ これでマイナンバーカードの保険証の利用登録が完了しました。
「資格情報を取得する」を選択し、利用登録がお済みの方の受付手順❸以降に従って、受付を行ってください。
このほかにも、ご自身のスマートフォンのマイナポータルを利用するか、セブン銀行ATMでも保険証の利用登録が可能です。
参照:厚生労働省ホームページ
この記事は2025年2月現在のものです。