ロコモティブシンドロームの可能性をチェック!
最近こんなことありませんか?
- 片足立ちで靴下がはけない
- 家の中でつまずいたり滑ったりする
- 階段を上るのに手すりが必要である
- 家のやや重い仕事が困難である(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)
- 2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難である(1ℓの牛乳パック2個程度)
- 15分くらい続けて歩けない
- 横断歩道を青信号で渡りきれない
いくつ当てはまりましたか?ひとつでも当てはまったら、それはロコモかもしれません!
ロコモとは?
筋肉、骨、関節、椎間板といった運動器の衰えが原因で「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態を「ロコモティブシンドローム(略称:ロコモ)」といいます。進行すると日常生活にも支障が生じ、要介護や寝たきりになるリスクが高くなります。いつまでも自分の足で歩き続けていくために、運動器を長もちさせ、ロコモを予防していくことが大切です。
自立度の低下や寝たきり(要支援・要介護)の要因の第1位は運動器の障害(ロコモ)です。
要介護・要支援になった要因は、運動器の障害が25%、脳血管疾患が19%、認知症が16%、高齢による衰弱が13%、その他が27%です。
平成25年厚生労働省国民生活基礎調査より
ロコモの予防は今日からできます
骨や筋肉は40歳頃から衰え始め、50歳を過ぎる頃には急激に低下します。骨や筋肉はいくつになっても鍛えることができる器官です。なによりも大切なのは適度な運動と栄養です。身体を動かし、骨や筋肉の材料となる栄養素をきちんと食事でとりましょう。健康に暮らすため今日からロコモ対策を始めましょう。
ロコトレで対策
1.バランス能力をつけるロコトレ「片脚立ち」
左右1分間ずつ、1日3回行ないましょう。
ポイント
- 姿勢をまっすぐにして行なうようにしましょう。
- 支えが必要な人は十分注意して、机に両手や片手をついて行ないます。
2.下肢筋力をつけるロコトレ「スクワット」
深呼吸をするペースでします。1日3回行ないましょう。
1.肩幅より少し広めに足を広げて立ちます。つま先は30度くらいずつ開きます。
2.膝がつま先より前に出ないように、また膝が足の人差し指の方向に向くように注意して、お尻を後ろに引くように身体をしずめます。
スクワットができないときは、イスに腰かけ、机に手をついて立ち座りの動作を繰り返します。
机に手をつかずにできる場合は手を机にかざして行ないます。
※無理をせず行なってください。
食事で対策
ロコモを防ぐには太りすぎも痩せすぎも問題があります。肥満になると膝や腰に負担がかかり、また痩せすぎると骨や筋肉の量が減ってしまいます。特に 若い女性のダイエット時や高齢者の低栄養状態には要注意を。炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルといった五大栄養素をバランスよく摂るよ う気をつけましょう。主食(お米やパンなど)に加えて、毎食、主菜(肉・魚・卵・大豆製品のおかず)を一品。さらに副菜(野菜・海藻など)に牛乳・乳製品や果 物なども組み合わせるとよいでしょう。
引用元)ロコモチャレンジ!日本整形外科学会公認ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト
お申込みお問い合わせは筑後市立病院経営企画室(0942-53-7511)へご連絡ください。
この記事は2016年10月現在のものです。