Vol.25 快眠の秘訣は夕方からの体温調節にあり!
厚生労働省のデータによると、現在、日本人の5人に1人は睡眠時に何らかの障害を抱えています。
睡眠不足は、高血圧や糖尿病、動脈硬化といった生活習慣病の原因になるともいわれています。
人間には1日の中で体温サイクルがあり、起きている時間帯はカラダの中心部分(心臓や脳などの身体の深部)の深部体温が上がり活動的になり、就寝時にはその深部体温を下げて眠る準備をします。人は眠くなると手足が温かくなるため、眠るときには体温は上がっているように思いがちですが、実は手足から放熱することで体温を下げているのです。そうやって体温が下がることでスムーズに眠れるようになります。
快眠のためのポイントは夕方くらいから体温を上げ、寝る前には体温が徐々に下がっているように心がけることです。
快眠のために心掛けたいこと
体温を上げる
- 夜ご飯に温かい鍋等を食べる
- 白湯などカフェインの入っていない温かい飲み物を飲む
- 床に就く90分程前に、38~40℃のぬるめのお風呂にゆっくり浸かる(疲れていたり帰宅後すぐに眠りたい場合は足湯でも効果があります)
その他
- 熱い湯や寝る直前の入浴は刺激で目が覚めるため避ける
- 寝る直前の飲酒や激しい運動は避ける(運動はヨガや軽いストレッチにしましょう)
- 寝る直前までスマホやテレビをみない(脳が興奮して目が覚めてしまいます)
- 夜食や夜更かしはやめる
入浴後90分程で体温が下がってくるため、快眠にはこの時間の入浴がベストです!