Vol.46 1日に必要な水分、摂取できていますか?
ヒトの水分量は男性は体重の約60%、女性は約55%と言われており、体温調節や栄養素を全身に運ぶといった重要な役割を担っています。水分が不足すると脱水症状や熱中症、さらには脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす恐れがあります。だからこそ、水分補給はとても大切です。
1日にどのくらいの水分を摂取したらいいの?
人間が生きていくために必要な水分量は1 日2.5L といわれています。
あまり汗をかかない環境でも、水分は常に身体のあらゆる場所で失われて
います。尿や便から1.6L、呼吸、汗から0.9L、計2.5L もの水分が出ていきます。しかし、2.5L 全てを水分で補う必要はありません。体内で0.3L の水分が作られる他、食事からも1.0L の水分を摂取することができます。そのため、飲み物からは1.2L ほど摂取したら良いといえるでしょう。
この水分量はあくまでも目安であるため、スポーツや暑さなどの発汗の条件によっては摂取量を増やす必要があります。
水分が不足したらどうなるの?
水分が不足すると健康障害を引き起こす可能性があります。
身体の5%を失うと症状が現れ、10%を失うと筋肉の痙攣や循環不全など
が起こり、20%を失うと死に至る危険性があります。
このような点から、水分は生命に関係するほど大切なものと
いうことが分かるでしょう。できるだけ「渇き」を感じる前に
こまめな水分補給をする習慣を身につけたいものですね。
水分を摂取するタイミングは?
水を飲むタイミングは1日にに6~8 回! 一気にたくさん飲むのではなく、1 回コップ1 杯程度(150~250ml) の量を摂取すると良いでしょう。こまめに水を飲めば、水分不足に陥ったり、体に負担をかけることなく、
疲労回復や健康維持に役立てることができます。
(1)起床時 (2)朝食時 (3)10時頃 (4)昼食時 (5)15時頃 (4)夕食時
(5)入浴前後 (6)就寝時
いかがでしたか? しっかり水分が摂取できていれば、身体は健やかでイキイキとした状態になります。健康維持のためにも水分不足にならない生活を心がけましょう。
この記事は2023年9月現在の内容です