中央検査室

中央検査室（2024.4.1現在　臨床検査技師13名）は、患者さんから採取した血液・尿・組織などの試料を検査する検体検査と心電図検査・呼吸機能検査・脳波検査・超音波検査など患者さんと直接接する生理検査を行っています。検査情報は、正確かつ迅速に各診療科医師に提供しております。休日夜間についても臨床検査技師が24時間体制で検査を実施しています。また院内感染対策・糖尿病療養指導・NSTなどのチーム医療にも参加しています。臨床検査情報は、患者さんの病気の診断や治療効果などの判定において重要な役割を担っており、私たちは「より質の高い技術と知識の習得」を目指し、積極的に研修等に参加し精度の高いデータを提供しています。

検体検査

※検査システムと検査機器を活用し業務の効率化と精度管理の充実をはかることで、正確かつ迅速にデータを提供できるようにしています。

※なるべくお待たせすることのないよう、約30分～40分を目安に結果を報告していますが、
内容によって多少お時間が必要な場合もありますので、ご了承ください。

【血液、凝固検査】
血液中の赤血球・白血球・血小板等の数や形態を調べ、血液疾患を発見することが出来ます。
また、出血傾向の有無や抗血栓薬療法の薬剤投与量を判断する検査も実施しています。

【生化学・免疫検査】
血液中の成分を、自動測定機器を用いて測定しています。肝機能や腎機能、感染症、腫瘍マーカー、ホルモンなど 多くの項目を即日報告することができます。ただし、特殊な検査項目は外注委託となりますので、数日を要します。

【一般検査】
尿、便、穿刺液などの様々な材料を検査します。尿中の蛋白・糖・潜血などの測定や、細胞を観察し、腎・尿路系の 疾患などを発見することができます。便潜血検査では血液の有無を調べ、大腸がんの早期発見等にも努めています。

【輸血検査】
安全な輸血を行うため、ABO血液型、Rh血液型、不規則抗体検査、交差適合試験などを行っています。

【病理・細胞診検査】
結果報告まで1週間程度かかります。ただし、特殊な染色を行っての診断には1～2週間程度かかりますので、ご了承ください。

生理機能検査

※検査内容によりご案内の順番が前後することや、お待たせしてしまうことがあります。

【心電図検査】
不整脈、心筋虚血、心肥大などをみる検査で、動悸や息切れ、胸痛、失神などの症状がある時に検査します。
また、手術や治療前にも検査をすることがあります。

【肺機能検査】
マウスピースと呼ばれる筒を口にくわえ、鼻を摘み、息が漏れないようにして肺活量などの測定をします。
喘息や息切れがある時や、手術で全身麻酔をかける時などに検査します。その検査は患者さんの努力と協力が必要で、説明をよく聞いてがんばっていただくと良い結果が出せます。

【血圧脈波検査（ABI）】
両手両足の血圧と心電図、心音を同時に測定し、動脈硬化や狭窄の有無を調べます。

【脳波検査】
頭皮に電極をつけて脳の活動電位を測定する検査です。頭痛、けいれん、意識障害などの症状があるときに検査をします。約1時間程度必要とします。

【神経伝導検査】
神経を刺激して現れた波形速度で手や足のしびれなどの原因を調べます。

【睡眠時無呼吸検査】
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に何度も呼吸が止まる病気です。ちゃんと眠れているか？　寝ている間に呼吸が止まっていないか？　呼吸が止まった時、血液中の酸素量がどの程度低下しているか？　などを調べます。

【超音波（エコー）検査】
お腹や心臓などに超音波プローブをあて、動きや形態などをみる検査です。超音波を利用しているので痛みを伴わず、妊娠中の方も安心して受けられる検査です。
予約制で行っていますが、緊急検査にも対応しております。

スタッフ資格

臨床検査技師　13名
細胞検査士　4名
糖尿病療法指導士　1名
超音波検査士（循環器)　2名
超音波検査士（消化器）4名
超音波検査士（体表）2名

超音波検査士（血管）1名

血管診療技師　1名

乳がん検診超音波検査実施技師　1名
緊急臨床検査士　2名

国際細胞検査士　2名